2017/09/07

工房主 「ヴィアーチェ……私はもうダメだ……」

ヴィアーチェ 「どうしたんですか急に……何があったんですか?」
アレッサ 「ほっといたほうがいいですよメイド長。どうせくだらないことを言い出すに決まってる」
ヴィアーチェ 「かもしれませんが、今回はいつもと様子が違ってますし……」
アレッサ 「ま、話くらいは聞いてみますかね」
ヴィアーチェ 「何があったんですか? お聞かせください」

 


工房主 「今期アニメに『RWBY』という作品がある」
ヴィアーチェ 「はい。存じてます」
工房主 「登場人物にワイスという子がいてね」
ヴィアーチェ 「はい」
工房主 「その子の姉という人が登場したんだ」
ヴィアーチェ 「はい」
工房主 「その姉の声に聞き覚えがあって、誰だったかなーとずっと考えたんだ」
ヴィアーチェ 「声? CVですか?」
工房主 「うん。最初は根谷美智子かと思った。でも違うなって」
ヴィアーチェ 「はい」
工房主 「それでずっと考えて、でもわからなくて。EDのスタッフロールを見たんだ。そしたら……」
ヴィアーチェ 「はい」
工房主 「……川澄綾子だったんだ……」
ヴィアーチェ 「はい」
工房主 「そのときのショックときたら……高校の体育でサッカーやったときに、キーパーの頭上を越える華麗なループシュートを撃ったのにゴールに吸い込まれる寸前でAu殿にヘディングでクリアされたのと同じくらいの衝撃だった」
ヴィアーチェ 「はい。(……どの程度なのかよくわかりませんが……)」
アレッサ 「あー、やっぱりくだらない話だった」
工房主 「何を言ってるんだアレッサ! 判別が難しいと言われる能登麻美子と早見沙織の声を聞き分けられるこの私が、最も敬愛する川澄綾子様の御声を判別できなかったんだぞ!」
アレッサ 「蛇喰夢子の第一声ではやみんだとわかったとか心底どーでもいいんだが」
工房主 「アレッサにとってはそうかもしれないけど、私にとっては重要な事なんだ。声優の声を聞き分けるくらいしか取り柄が無いのに、それができなかったんだ。だから私はもう、終わりなんだよ」
ヴィアーチェ 「終わりだなんて大袈裟すぎます。一度くらいわからなかったからと……」
工房主 「他の声なら別にいいんだ。花澤香菜と安斎知佳を間違ってもさほどダメージはない」
アレッサ 「いやそんな『クズの本懐』で4話まではなざーさんだと思ってたとか、あたしらにわからん例えを出されても」
工房主 「よりにもよって川澄綾子様の声がわからなかったんだぞ。これはヴィアーチェの声(注:工房主の脳内ではヴィアーチェのCVは川澄綾子に設定されています)を聞き間違えたのと同じくらい罪深いことなんだよ。私にとって」
ヴィアーチェ 「罪とまで」
工房主 「本当に私はもう……ダメだ」
ヴィアーチェ 「そんなことをおっしゃらないでください。誰にだってミスくらいあります。そんなに気を落とさないでください」
工房主 「しかし……」
ヴィアーチェ 「大丈夫です、主さん。取り返しのつかないミスではありません。次からしっかり聞き分けられるようにすればいいんです」
工房主 「そう、かな……」
アレッサ 「そうさ。気にすんナ」
工房主 「ありがとう、ヴィアーチェ、アレッサ。少し気が楽になったよ」
ヴィアーチェ 「いえ、私は何も」
アレッサ 「そうそう。大体、ハヤテのごとくのアーたんが川澄綾子だってわからなかったんだろ。今回が初めてじゃねェんだからいまさらじゃねェか」
工房主 「うあ。そうだった……やっぱり私はダメなヤツなんだ……」
ヴィアーチェ 「いい加減にしてください。私が唯一仕えるべき主と認めた方を悪くおっしゃるなら、主さんと言えど怒りますよ」
工房主 「……最近そういう私を萌え死にさせるようなこと平気で言うようになったよね」
ヴィアーチェ 「いけませんか?」
工房主 「大歓迎だよアーチェ」
ヴィアーチェ 「ですから、その呼び名を他の人の前で……」
工房主 「耳まで真っ赤だよ。可愛いなぁ」
ヴィアーチェ 「かっ、からかわないでください……」

アレッサ 「うぜぇぇぇぇ! 他所でやれやぁぁぁぁぁぁぁッ!」






メイリン 「というネタを書いちゃうほどショックだったってことで。おしまい」


          完


 
創作小説 | Comments(0)
Comment

管理者のみに表示