2014/11/26

コタツ……?

 コタツというものはヒーターをつけなければまったく温かくはない。
 それはコタツ机の中がコタツ布団に覆われているとは言え大きなスペースを擁しているからである。空間が大きければ大きいほど温度の変化は早い。つまり、ヒーターを入れて温まったとしても、それを止めるとすぐに冷えてしまうのである。
 コタツとは、使用中は常にヒーターに電力供給しておかなければ暖房器具として有能足り得ないのである。

 我が部屋で使用されているコタツは後付の強力なヒーターを搭載してあるが、強力であるがゆえに消費電力も大きい。暖房能力を最小にしても、基礎が高いので消費量は他よりも多い。加えて年代物であるため、省電力の面で昨今のものよりも分が悪いと言える。
 そのため、私はヒーターを使わないようにしている。ハードディスクやグラボを増設したパソコンをフル稼働させているため、それ以外の電力消費はなるべく控えたいと考えるからである。省エネ志向と言えば聞こえはいいが、単に電気代の高騰にフトコロが耐えられないからである。
 先ほども述べたが、ヒーターを使わないコタツは思いのほか寒い。ひんやりとした空気がコタツ内にあるからだが、これは熱源体である私の足から発する熱ではその空間の空気を温めるには足りない。むしろ逆に足の熱を奪われてしまうほどである。
 そこで私は、それではいけないと思案し、コタツの中に毛布を押し込んだのである。
 足の周りに冷たい空気が多く存在するせいで寒いのであれば、それを極力減らすための布地、とりわけ保温性に優れる毛布を使えば良いのだ。
 これが予想通りの働きをしてくれる。薄ひんやりとしていたコタツの中に足を突っ込んでいても、毛布のお蔭で寒さを感じない。無論ヒーターに比べれば温かさや温かくなる早さは微々たるもので遅い。中が狭いため詰め込んだ毛布によって足を動かす自由度に制限が加わったことも事実である。
 しかし、我慢できぬほど不便でもなく効果が薄いわけでもない。私にとっては必要十分である。

 かくして、私はコタツの中に毛布を押し込んで足を覆うという方法で、ヒーターを使わずコタツで寒さを感じずに済むようになったのである。
 ちなみに上半身は半纏を装着の上、毛布を頭から被っているので万全であることを付言しておく。ただ贅沢を言うなら巷で噂の『着る毛布』を所望したい。ペンタブを使っていると腕が毛布から出る為、それなりに寒いのである。


 コタツの上に置いたパソコンで作業をするにも足の寒さが気になっていたが、これで一つ懸念は払拭された。
 しかしながら、新たに一つ、疑問を持つようになったのである。

「……ヒーターを使わずに毛布を詰め込んで使ってても『コタツ』と呼んでいいのだろうか?」

 毛布を詰め込んだ『ただの机』ではないだろうか。
 そんな疑問が頭を離れないのである。

 
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