2015/03/28

重ねる事ミルフィーユのごとし

 そろそろリップクリーム塗らなくても大丈夫かなと思って油断していたら寝起き朝イチのあくびで唇がパッカーンと割れて血がブシャァァと出て天然(血)色ルージュの装いとなった今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。
 これ地味に痛いのよね……(´;ω;`)


 さて。
 オリキャラの設定を作る、という作業。
 夜月さんが上手くいかないとお嘆きでございましたが、これはもうとにかくオリキャラに関するエピソードを数多く書く(描く)以外に無いんじゃないだろうか。と思うのです。
 まずキャラを生成した時点で、一つ二つは設定を持っているはず。なんらかのコンセプトを持って作られたはずですから、適当に外見だけ描いてみたという仕様でも外観から何か設定を付与できます。
 その設定をもとに、物語(と言うほど大袈裟じゃなくてもちょっとしたエピソード)の中にキャラを立たせ、いろいろ想像しながら動かしてみるのです。
 もちろんいきなりは上手くいかないでしょうから、行動パターンは既存のキャラの真似でもいいんですよ。ウチのアレッサの言動なんて「スレイヤーズ!」のリナ=インバースがベースですし。
 ええ、アレッサとリナは似てるけど違う、と言われるでしょう。
 そこはまぁ、「積み重ね」の成せる部分でありまして。現在のアレッサは今まで私が書いてきた小説の登場人物の流れを汲んでいて、ここに至るまでいろんな既存キャラの要素を取り込んでごった煮にして出来上がったモノですから、リナとは別物になっているはずです。が、間違いなく源流はそこにあります。
 ともかく。
 小さなエピソードを作り、動かしてみてキャラに「性格」というものが生まれたら、もうこっちのもんです。性格というのは行動パターンや言葉遣い、思考形態などの根幹ですから、あとはそれを基盤に動かしてやればいいだけ。新たな設定を付け加えるのも、性格が決まっていればどういうものを足せばいいかを考えやすくなります。
 例えば四季娘の秋絵さん。彼女は割と他人に意地悪をして楽しむことが多いですが、決して本気で人を貶めたりはしない子です(と私は思っている)。まぁ、はた迷惑ないたずらっ子という感じでしょうか。
 ここで、なぜ秋絵さんは意地悪をするようになったのか、ということを考えるとします。
 もちろん生まれついて意地悪だった……というのは少々投げっぱなし過ぎます。
 幼少期に何かあってそういう性格になったというのがいいでしょう。性格を作るのはほぼ幼少期の経験ですから、ここを語るのは王道です。王道とはベタなことですが使い古されているからこそ安定していると考えるのです。
 ではその「何か」とは。
 現在は魔術師の彼女が生まれながらにして魔術を使えるという設定を作ったなら、それを理由にしてもいいでしょう。他の子に無い力で増長した(Sに目覚めた)から、魔術が原因で孤立してしまい普通に接してくれなくなった他人に意地悪をすることで気を引こうとしている、等々。
 そして同じクラスになった春菜さんにも意地悪を仕掛けたけれど、春菜さんは素直で優しいちょっと天然な人なのでそれが通じず、逆に気遣われたりしていつの間にか友達になっていた――というようなつながりもできちゃったりするわけです。秋絵さんの意地悪にブレーキがかかるようになったのも春菜さんの人柄のおかげ、という設定も付け足すことが出来るようになります。うむ、これで百合な掌編が一本書けそうな気がしませんか?(注:しません)

 オリキャラに設定を詰め込んで厚みを持たせる作業は、やはり「動かしてこそ」だと思うのですよ。
 工房メイドたちも、誕生からもうすぐ9年になりますけど、設定を付け足したり、今では矛盾してしまう古い設定を外したり、右往左往しながら物語を紡いできたからこそここまで出来上がったと思うんです。
 彼女らからいっぱしの厚みを感じられるとすれば、それは9年分の私の妄想と、工房のお客様の想いが詰め込まれた結果なのです。
 積み重ねる事ミルフィーユのごとし。人の中身は歴史でできているとはよく言ったものです。


 とは言え、その「動かし方」がわからないんですけど、という悩みに「とにかく動かせ」は無茶振りでしかないわけで。こればかりは具体的な例を出す以外に解決法は無いんじゃないかと思わなくもないのですが……私にその説明ができないのだから仕方がない(ヲイコラ
 私個人のケースとしましては、割とキャラが脳内で勝手に動き出すことが多いので舞台さえ用意してやればそこそこアドリブで動いてくれるようになってます。工房に関係しない小説なんかを書く時でも、適当にキャラと物語のあらすじを作って書き始めてしまえば、あとは意識せずともある程度キャラが勝手に動き出すのでそれを文章に起こせばいいだけ…という感じなのです。上手く書けない時はキャラが動いていないので、そこで初めてキャラを「動かしてやる」作業をするのです。これがまた難題で、適当に作ったキャラですから背景がほとんどなくて、「コイツはここでどういう言動をとるのだろう」とか考えながら不自然にならない動かし方をしなきゃならなくて苦労する……けれど設定厨なのでそれを考えている時間が一番楽しい。小説の完成や動かし方なんてどうでもよくなるくらい楽しいんです!(待て
 ……と、私のやり方は多分参考にならないので割愛するとして。
 キャラを動かすには舞台とシナリオが必要で、ぶっちゃけそれらを用意すればなんとかなるんじゃないかなぁ、とか無責任なことを言ってみる。
 例えば四季娘さんたちですと、学生さんなので舞台を学校にすればいいですし、シナリオは些細なひと場面を切り取ればいいんじゃないかと。朝のホームルーム前とか放課後、昼休み、登下校、等々に四季娘さんたちで何か会話させてみる。この場合、別に衝撃の事件を起こす必要はありません。キャラの言動の引き出しを増やすためのものですから、ちょっとした会話、仕草、表情などをキャラごとに少々意識して作るだけです。シナリオはアニメにしたら1分そこら、漫画なら4コマにもならない程度の長さでもいいんです。とにかくしゃべらせる、動かす。そしてそれらを背景に設定を盛る。その繰り返しです。繰り返していれば設定も増えるし動きの幅も増える。はず。


『オリキャラは一日にしてならず』


 この言葉を最後に、キャラ設定に対する私の妄言を終了いたします。
 長文駄文失礼しました。

 
雑談 | Comments(0)
Comment

管理者のみに表示